SSブログ
スポーツ ブログトップ
前の10件 | -

やったね ロッテ・続 [スポーツ]

一昨日夜のCSファーストステージの三戦目は劇的な展開となった。
九回まで、双方の投手が好投し、スコアはずっと零行進できていた。
延長十回の表、周東選手のヒットを契機に、ソフトバンクが三点先取。

ここへきて三点の差は、途方もなく大きい。ロッテにとっての勝利はもう、
遠い海のかなたあたりへ、ぶっ飛んで行った、ように思えた。きっと
みんなそうだったのではないだろうか。一緒に見ていた相棒が
「もう、駄目だ。見るのやめよう」と言い出し、私も「仕方ないな」と
同意。国際ニュースを見始めたのだが・・・。それから十五分くらい
経っただろうか。「もう、終っているな」と呟きながら、スマホを見ると。

え、あれ、3対3? まてよ、よく見ないと・・。というのも、つい最近、
スコアの点数を見たつもりで、その右横に表示されているヒット数の方を
見てしまって、「あ、逆転してる!」なんて歓喜の声をあげてしまったことが
あったのである。こういうことは、かつては「そそっかしいな」で済んだが、
今は「認知症だ。ボケが進行している」と、一分半くらいはたっぷり罵られる、
ということになるので、重々、注意が必要なのである。

「あ、間違いない! ロッテが追いついている!」
「えっ! 本当!? それほど時間たってないのに。誰か本塁打うったな」

チャンネルを合わせると、なんとなんと、安田がヒットを打って、岡が
本塁に突っ込んでいる場面でした。狂喜乱舞するロッテベンチ、ソフトバンクは
みんな唖然とした表情で・・・。すると藤本監督がビデオ検証を求め・・・。

悲鳴と狂喜とが渦巻く球場。岡が本塁に滑り込む場面が写し出され・・・。
なるほど、クロスプレーだが。いや、岡の手が、捕手のタッチより早く
本塁に触れているように見えるが。そして、そして、審判の判断も、セーフ!

劇的なさよなら勝利となりました! 凄いよ、ロッテ。セカンドステージは、
投手のやりくりが苦しくて、大変だろうけれど、でもこの勢いで楽しく
闘ってほしい。
nice!(0)  コメント(0) 

やったね、ロッテ [スポーツ]

この二、三日は、とても落ち着かない日々だった。
パリーグの、CS進出チームが決まらないからである。
オリックスがダントツの成績で、早々とペナントレースの優勝を決めていたが。
2位と3位が決まらない。ソフトバンク、ロッテ、楽天の三チームが、三つ巴の
闘いを繰り広げ、結局は最終戦へともつれ込んだ。ソフトバンクは何とか、
CS進出を決めたが、自身の最終戦で、二位を決められなかったのだ。

パリーグの、最終戦は楽天対ロッテ。ロッテが勝てば、ソフトバンクを押しのけ、
二位でCS進出、引き分けなら、三位進出。楽天に負ければ、四位に転落し、
楽天が三位でCS進出、というややこしさ。

雨で九日の予定が順延し、10日も決行できるのか怪しいお天気だったが。
小雨の降る中、試合は始まった。平日にも拘らず、スタンドは溢れるばかり、
超満員の観客を迎えて。私は、6時にはチャンネルを合わせたけれど、
見たいような、見たくないような。この二カ月ほどの間の、楽天の勢いを
知っていたから。きっと、CS進出は、楽天だろう、九割楽天だ、と
相棒と話していた。私は実は、ここ二十年程、ロッテファンなのである。

雨で遅れて始まった一回の表。案の定、ロッテの選手たちは固くなっていて。
たった3球で、ツーアウト。もう、見てられない。
「録画しておいた映画で、まだ見てないの、あったよね。そっち観ようか」
と、相棒に訊いてみると、
「え、せっかくだから、野球の続き、見たら? どっちが勝つにせよ、
どっちも凄く頑張って、ここまで来たんだよ」
と、相棒が言う。そうだ、そうなんだった。貧打のロッテが、長く
二位を保ってきていたのも奇跡なら、前半、不調に苦しみ、最下位近くに
沈んでいた楽天が、ここまで盛り返してきたのも奇跡なんだから。
そう考えたら、純粋に野球を楽しもう、という気持ちになれた。

一回の裏、楽天は一死満塁の好機。大量得点で、早々と試合が決してしまうのか。
ところが、なんとぎりぎりで併殺に仕留める。すると、不思議なもので、二回表、
ロッテは、もう、幸運としか思えないような(エラーにこそならなかったが、
三塁手の凡プレーと、いわゆるテキサスヒットで)難なく、一点先取!
さらに四回、安田の、どう見ても、ファールにしかならないはずの当たりが、
ポールに当たる、という珍事(?)で、二点目ももぎ取ってしまい。
結果的には五対ゼロで、CSへの二位進出を決めてしまった!

勝敗、というものは、まさに時の運なのだった。

ロッテのような、低予算のままに置かれている弱小チームが、
CSに進出できる。これは、なかなか芸術的な出来事だ。

大量にお金を注ぎ込み、海の向こうの有名選手を呼び込み、あるいは日本の
他球団から優秀な選手を奪い取り、ときには単に他球団で活躍させないために
飼い殺しするようなことまでして、勝てないチームが確かにあるから。

良かったね、ロッテ。CSではのびのびと、楽しんで戦ってほしい。
nice!(0)  コメント(0) 

WBC2023 [スポーツ]

二週間前から始まったWBC2023。野球は大好きだし、
滞米時も、ミネソタ州に一時ホームスティしていたとき、
ツインズ対カーディナルスを観に行ったこともある。
アメリカの野球の、おおらかで皆がお祭りのように楽しんで
いる様子に感動したことだった。もう三十数年前のことで、
当時の日本の野球は、どことなくせせこましくて、策ばかり
弄しているようなところ、少々つまらなく感じたりもしていたから。

今回のWBCは、これまでのそれと違って、大リーガーの主力選手
たちも登場する。メジャーで活躍する、日本選手の参加もある、と
知って、俄然興味が湧き、楽しみにしていたのだが・・・。
いざ、始まると、連日の過剰な報道に、少々嫌気が差す、という
ことも多々起きてきた。もう、見る方が踊らされている感が
ありありで、たかが野球じゃないか、スポーツのコーナーで報道する
だけで十分じゃないか、やり過ぎだ! と腹を立てたりしていた。

それでも悲しいかな、試合はかなり気合入れて見てしまいました。
一次リーグでは、韓国や中国に先取点を奪われる、という展開も
あって、これはどうなんだろう。負けるのかも、とはらはら
する場面も。アジアの野球がこうして底上げされていくのは、
とてもいいことだ、とは思うのだけれど。やっぱり、心情としては、
最終的に日本に勝ってほしいんだよね。

メキシコとの準決勝は、朝から落ち着かず。何しろ、決勝で戦う
アメリカをこれまで唯一破っている国なんだから。先発の投手が
すばらしいピッチングをするのを見て、さらに佐々木投手が
三点本塁打を浴びるのを見てしまい、なんだか見続けられなくなって、
しばらくテレビを切って、あちこちかたづけ物などをしていた。

11時近くになって、相棒がテレビをつけ、「あ、四対三だよ」
というので、びっくり。いつの間に点を取っていたんだ。
それからの展開は、ご存知の通り。本当に、出来過ぎていて、
ヘタなドラマでも、こうは運べない、という展開でした。
凄かったよね! しばらく、胸がバクバクしたくらい。

そして、今日! きっとアメリカが優勝するんだろう、でも
日本はきっといい試合運びをしてくれるはず・・、と思いながら
五回まで見たところで、買い物へ出かけました。
帰ってきたら、八回が始まるところ。そしてスコアは出かける前の
ままの三対一! これは予想していなかった。そして投手は
なんとなんと、ダルビッシュ! 本塁打を打たれたけれど、その
一本で抑えて、次の投手は大谷! もうこれは、盆と正月が一緒に
来たような豪華さで、ついのめり込むように見てしまいました。
最後の打者はあの強打者のトラウト選手だなんて!
見ている方も力が入って、手に汗かいていた!

ああ、いいもの見せてもらった。生きているうちにこんな
豪華な投手リレーの試合を見ることは二度とないだろう。
もちろん、彼ら大リーガー組のみならず、今永、佐々木、戸郷、
山本、高橋、などなど、どの投手も素晴らしかった。野手だって、
見事な守備に何度も驚嘆した。日本のみならず、たとえばメキシコの
外野手も、良い働きをしていたし。不振にあえいでいた村上や岡本が
アメリカに渡ってからは目の覚めるような活躍をするということもあり、
見ごたえたっぷりの試合続きでした。
WBCが終わってしまって、この余韻に浸っていると
これからの日本のペナントレ―スを物足りなく感じてしまうかも。
nice!(0)  コメント(0) 

ラグビーの起原 [スポーツ]

ラグビーというスポーツは、日本人にはあまりなじみのない
ものだったのではないだろうか、数年前、日本で世界大会が
開かれるまでは。私もルールを知らず、関心もなかった。
日本人が活躍したので、にわかファンになった方も多かっただろう。
私は今も、野球には遠く及ばず、相撲ほどにも関心はないのだが。

伊藤一彦『言霊の風』を読んでいたら、こんな歌が目に留まった。

  ころしたる豚の膀胱ボールにし遊びしが起源とふラグビーは
              伊藤一彦『言霊の風』

それで思い出したのが、大草原の小さな家シリーズの最初の一冊、
『大きな森の小さな家』。私はアメリカで暮していた三十数年前、
現地で購入して読んだ。開拓時代の生活が事細かに、生々しく
描き出されていて、驚いたことを覚えている。特に、飼っていた豚を
殺して、あらゆる部分を余すことなく使い切る、その清々しいまでの
「物を大切にする精神」に圧倒されたのであるが。

挿絵もついていたので、強烈な印象が残ったのが、ローラたちの遊び道具
として、豚の膀胱が風船になっていた場面である。

IMG_20221015_133805.jpg

これがまさに、ラグビーの起原となった遊びなんだった!
人間は何もないところで生きるべきかも、と思えてくる。
その創造性のたくましさ、生きることのすさまじさがひしひしと
詰まっている書だったことをあらためて思い出す。


nice!(0)  コメント(0) 

巴戦 [スポーツ]

相棒はかなりの大相撲好き。私は子供の頃からこのスポーツに
興味が薄く、関脇と大関のどちらの位が上なのか、なかなか
覚えられなかったほどである。でも、相棒にかなり感化されて、
最近はけっこうテレビ中継も観るし、それなりに面白いと感じる。

今年の九州場所は、千秋楽を迎える時点で高安が星ひとつ有利。
貴景勝と阿炎が11勝3敗で後を追うという展開だった。
これは、面白い千秋楽になりそうだ、とちょっとワクワク。
その一方で、精神的に弱いところのある高安が、これまでことごとく
優勝のチャンスを直前の連敗で潰してきていることが頭を過ぎった。

高安にはさほど興味なさそうな相棒が珍しく、今場所は高安に
優勝してほしい、と言い出すくらい。意識して堅くなる様子に
同情しているみたいであった。

千秋楽の日曜日、昨日だが、京都で私が所属する短歌会の編集会議が行われ、
編集委員である私も出席してきた。
ずっと会議の方に集中していたので、相撲のことは忘れていたんだけれど、
五時になって会議が終了するとまもなく、永田和宏さんが
「高安、優勝決定戦、ってことになったらしいね」
と、少々残念そうに言い出した。ああ、永田さんも、高安のことが
心配なんだ、と思った。塔短歌会は創始者が高安國世氏であるということから
高安を応援している人がけっこういるんだった。

京都駅でスマホを開き、高安と貴景将と阿炎の三つ巴戦が行われる、
ということを知った。そうなると、貴景将が優勢か?
本割で阿炎に負けた高安が、決定戦で巻き返す、ということは
考えにくかったからである。それにしても、巴戦とは、珍しい。
千秋楽に三人か四人が相星で残り、互いに決定戦やったら面白いのに、
とずっと思ってきたがそういうことはなかなかなく。
今回の展開で、巴戦の場合はクジで順番を決め、二人を先に倒した方が
優勝、ということだと知った。結果はご存知の通り、阿炎の初優勝だった。

夜九時過ぎに帰宅して、九時五十分からのスポーツニュースを待つ。
どんなふうに三力士が戦ったか、見たかったからである。
それなのに、サッカーのW杯のことばかり長々と続け、お相撲はずっと
後回し、だったんだよね。十時半になってからようやくお相撲に話題が
移ったが、録画で写されるの決定戦ばかり。本割の試合はほとんど登場せず。

お相撲はスポーツの中ではもう、あまり人気ないんだろうなあ。
とあらためて思う。私はサッカーのあのひたすら熱狂的なところ、
応援している人たちのナショナリズム剥き出しの所が苦手なんだけれど。
nice!(0)  コメント(0) 

ペナントレース2022 [スポーツ]

怒涛のようだった九月。気がついたら10月に突入していた感じ。
もともと予定が多かったが、下旬に母の体調不良が重なり、翻弄された。
それもだいぶ安定してきて・・・。母の生命力の強さに圧倒される。

さて、昨夜行われたパ・リーグの最終戦は抜群の面白さだった。
勝つか、引き分けでも優勝のソフトバンクはロッテと対戦し、
勝ってもSBが勝つか引き分ければ、優勝は亡くなるオリックスが
楽天と、それぞれ敵地で対戦した。どちらも相手側が先取点を取る、
という展開。NHKのBS1チャンネルでSB対ロッテ、途中からサブチャンネルで
オリックス対楽天が実況放映されて、私は時々チャンネルを変えながら、
主としてSBの試合を見ていた。私はロッテファン、ロッテの優勝の可能性は
疾うになくなっていたので、それならば、オリックスに優勝してほしい、
と思っていた。今年のロッテは佐々木投手の目覚ましい活躍、途中からだが
山口選手の素晴らしい成長ぶりなど、見所は沢山あったが、いかんせん、
中盤まで、あまりにも好機での得点力に欠き、情けないことではあった。

それはさておき、ペナントレース最後の日まで優勝が決まらない、とは。
SBとオリックス、何と凄い戦いを繰り広げていることだろう。
ここはロッテに何としてもSBを倒してもらい、来季に向けての一つ
大きな弾みをつけてほしい。後は、オリックスが勝てばいいのだ。
そうなるだろうか、いや・・・。と心は揺れながら試合を見ていました。

途中、こなすべき家事があって、テレビを消している間に、ロッテの
山口がスリーランを打ったと知り、飛び上がった、が、まだまだ、と
思っていた。SBの底力を知っているもんね。そう簡単に倒せる相手ではない。

7回のロッテの攻撃は神掛かっていたが(打球が絶妙な落ちてヒットになる
など)、5対1で迎えた8回のSBの攻撃もすごかった。2アウトのあと、二度も
ビデオ検証で生き延びて、2点ももぎ取ったのだから。さらに走者が二人もいて、
打者は確か、グラシアル。ここで終わりじゃ、と私はシャワーを浴びに浴室へ。
戻ってきたら、5対3のままで、結局ロッテがSBに勝利したのだった!

オリックスも楽天に逆転勝利して、優勝はオリックス!
SBと勝敗数、引き分け数も全く同じで、単に対戦成績が上だったから、
規定により優勝、なのだった。う~む…,SBファンにはすぐには
納得できないことかも。
とにかく、昨夜の試合は面白かった! 私は本当の所、最後に
ロッテが勝ってくれたから、が大きかったのかもしれないが。
とにかく、SBもオリックスも凄かった。後はCSでどう戦うか。
とても楽しみ。

nice!(0)  コメント(0) 

朝散歩 [スポーツ]

六月の下旬のある朝、思い立って散歩することに。
日中は暑くて、クーラーをつけっぱなしにしてゴロゴロ
しているので、朝の涼しいうちに体を動かすことにしたのだ。

家のまわりは住宅地で、車もあまり通らない道が
沢山ある。まして朝となると人通りも少なく、散歩には
かなり恵まれた環境だったんだ、とあらためて気がつく。
犬を飼っていた頃は、毎朝散歩させていたんだけれど、
犬がなくなってから、朝の散歩の雰囲気をすっかり忘れていた。

ということで、散歩の習慣は五週間ほども続いている、
よほどひどい雨の日(一日のみ)、とんでもなく寝坊した日(これまで
二日あった)を除いて。七時を過ぎるとかなり陽ざしが強くなる
ので、起床時間も俄然早まった。朝食を済ませ、
eテレのテレビ体操を済ませるとまもなく、家を出ることにしている。

散歩する時間は、おおよそ20~25分、と短い。十分で歩く歩数は
私の場合、千歩くらい。ということは、一回の散歩であるくのは
たった二千数百歩、ということに! 一万歩も歩く人が、巨人に見える。

歩きながら、短歌を作るってのは、どうかな、と思い始めた。
そういえば、たぶん、町を歩きながら目についたものを歌にして
角川短歌賞を受賞した人って、いたなあ、と思い出す。
帰宅してから、角川短歌のバックナンバーを当たってみた。

2018年受賞の山川築氏の「オン・ザ・ロード」だった。

 石垣のひとつひとつの石にあるくぼみに指を添はせてをりぬ
 ぶらんこは錆ぶ 鎖されし保育所にふたつまとめてねぢり上げられ
 歩行者用押しボタン式信号の装置の上に置かれたる鍵
 頭上より袋を探る音はせり整形外科の横を過ぐるとき
               山川築「角川短歌 2018年11月号」

こんな風に、歩きながら目についたものをどんどん詠んでいく、という
形がとられている。一読したときは、あまり面白くない印象だった
ことを覚えている。今読み返してみても、特に感動少なく・・・。

選考座談会を読み始めたら、勿論、四年前に読んでいるはずだが。
選考委員の伊藤一彦氏と東直子氏の選評を、物凄く面白く感じた。
作品よりも面白いかも。きっと、もう一人の選者、
永田和宏氏もそうだったんだろう。当初は票を入れていなかったのに、
両氏の評を聞いた後、俄然積極的支持派にまわって、結局
山川氏の作品が逆転受賞しているんだから。

お散歩効果、私にも落ちてこないかな、と思いつつ今朝も歩いた。
nice!(0)  コメント(0) 

水切り [スポーツ]

水切りは、スポーツというほどの行為ではなさそうだが。

小学校四年生くらいのときだったと思う。
どこかの水辺で(それがどこだったか、誰と一緒だったか
まったく記憶にないのである)、一緒にいた男の子のひとりが
水切りを始めた。水面を石がまるで軽いステップを踏むように
飛んで行くさまが魔法のようで、目が点になったことを覚えている。

それで真似してみようとしたのだが、私の石は軽く円を
描いただけで、ぽちゃんと、すぐ近くの水底に沈んだ。
見ていた、少し年上の男の子(誰だったのか、思い出せない)が
近づいてきて、「水切りはね、まず石を選ぶことが大事なんだ」
と教えてくれた。

近くで小石を捜してきて、「ほら、こういう平たくて、
ある程度面積のある石だよ。」と拾ってきた石を見せてくれ、
さらに、利き手の側に身体を傾ける。「水面に平行に」
と、言いながら石を投げて見せてくれたのだった。
彼の投げた石は、水面を数回跳びながら、向こう岸近くで
姿を消した。「ほらね、やってごらん」。

教えられたとおりにやってみると、私の石は二、三回
水面を飛んでから沈んだ。繰り返し練習すると、
たちまち、数回は跳ぶようになり・・・。周りの子たちが、
「おおっ」と声を上げて驚いてくれるほどうまくなった。

水切りをする機会がなくなって、もう何年にもなる。
  
 水切りの石の平たさ覚えゐるてのひら今日も些事こなすのみ
                岡部史『海の琥珀』

水切りという遊びは、どこの国にもあるのかな、と思い、
英語でなんて言うのかしらべてみることにした。
「duck and drake」というらしい。duckは、普通は「鴨」
という意味だけれど、狭義では「雌鴨」のことである。
「man」が、普通は人間を意味し、狭義では「男性」となるのと、
逆、ということになるだろうか。drake の方が「雄鴨」の意。

英語世界では水切りは、雌雄の鴨が水面にいる様子を
連想させるものなのだろうか。水面で羽をばたつかせるが
飛ぶことはない、みたいな・・・・。
これはこれでなかなか興味深い。
nice!(0)  コメント(0) 

今年のペナントレース [スポーツ]

今年のペナントレースが面白い。ジャイアンツ、ソフトバンク、
という常勝チームが苦戦している一方、いつもBクラスに甘んじている
チームが、Aクラスへ、あわや優勝か、という状況だから。

私はロッテファンなので、ロッテにはこの際だから是非、是非
優勝してほしい、と固唾をのんで見守っている。いるのだが・・・。
何と、ロッテと競っているのが、いつものSBではなく、万年
最下位のオリックスではないか。このチームは投手はまあまあ
なのに、なかなか打てなかった。そのために、涙を呑む場面を
数多観てきたのだが・・・・。今年は杉本の活躍が大きく、
投打のかみ合った試合が続き・・・。普通に言えば、珍現象だ。

昨年の初場所で、幕尻の徳勝龍が優勝した時のことを思い出す。
二日目あたりに一度負けただけで、白星を重ね、上位の正代、
そして大関の貴景勝までもぶっ飛ばし、とうとう優勝しちまった。

その後はというと、まったくパッとせず。あの時の状況から、
わが家には「トッカツリュウ現象」という言葉が生れてしまった。
ほんの一時期、狂気のような力を発揮してしまうことを指す。
ちなみに、トッカツリュウは相棒が勝手につけた呼び名である。

今年のオリックスがまさにこのトッカツリュウ状態なんじゃないか?
ロッテには優勝してほしい。でもこの際だから、オリックスでも
いいよね、と相棒と話している。

そしてセ・リーグのヤクルトもまた。
ヤクルトとオリックスで、日本シリーズ、面白そうだね。
ロッテとヤクルトだと、関西の人たちに申し訳ない気もするからさ。
と野球にまつわる話題で、盛り上がっている・・・。
nice!(0)  コメント(0) 

新・ラジオ体操 [スポーツ]

eテレで毎日午前6時25分から10分間放映されているラジオ体操。
その映像を観ながら体操をするようになったのは三年前の11月から。
きっかけは以前にも書いたような気がするが、大学の先輩たちと
仙台に旅行した時、朝起こされて体操に付き合わされたこと。
その先輩は、若々しく、体型もすっきりとしていて素敵だ。

以来、毎日欠かさず、ラジオ体操をしている。
できれば六時、遅くとも6時10分、と体操開始時間に合わせて
起きるようになったので、生活にリズムがついたのも、よかった。

今日は十月一日。二カ月に一度ずつ、内容が変わるので、今日はその
最初の日。体操が始まると、メンバーに見知らぬ姿が・・・。
いつも、体操の模範演技をする若い女性たちが登場するのだが、
その女性の後ろに一人、見かけないシルエットが見える。
女性たちと同じ短パン姿だが、ひざ下が黒い。

全員で行う本番の体操に入ると、模範演技者を紹介する字幕が
出るのだが、今日から、男性が二人加わったのだった!

これはかなり大きな変化である。私は、ずっと、模範演技者が
いつも6,7人ずつも登場するのに、女性だけなのはおかしい、
不自然だ、と思ってきた。男性が加わるのは大歓迎である。

ついでに言うと、今年初めころから、模範演技の女性たちの
服装が半袖シャツと短パンに統一されたのもいいことだと思う。
これまでは週に二、三度、レオタード姿だったから。
NHKも時代の流れに沿っていっているようだ。これからも
良い方向へ、平等で自由な方向へ、変化していってほしい。
nice!(0)  コメント(0) 
前の10件 | - スポーツ ブログトップ