米坂線(その4) [旅]
米坂線は全長90キロ余り。その間に22個の駅があるという。
一昨年8月の豪雨で所々が寸断され、以来運休し続けているが、
22個はその当時の駅の数である。私の記憶ではもっと多かったように思う。
我家にある日本分県地図地名総覧という地図帳は、1964年版のもので、
相棒が院生だったとき、神田の古本屋で購入したというかなり古い書。
それで米坂線の駅を辿ってみてわかった。確かに私が利用していた
1960年代半ばは、駅の数が今より多かった。ただし、二駅だけだった。
小国町から米沢までは全駅がそのまま据え置かれ、小国から坂町までの
間で二駅が廃止になっていた。その一つは新潟県境沿いで、小国町側に
あった、「玉川口」という駅。そしてもう一つは、坂町の一つ手前に
あった、「花立」という駅である。花立は、確か、私が五、六才頃に
新たにできた駅だったのではないだろうか。私はこの駅名が何となく
好きで、妹と電車ごっこをするときは、必ず「花立」という駅を
地面に書きいれていた記憶もある(その隣が大阪、だったりした)。
玉川口の方は、駅のすぐそばが荒川だったような記憶がある。
荒川峡は素晴らしく水のきれいな峡谷で、駅はやや高いところにあり、
のぞき込むと怖いくらいだった。
と、覚えているのだけれど、さだかではない。もう、遠い記憶で、
自分が勝手にこしらえてしまった風景、のような気もするのである。
(この項、終ります)
一昨年8月の豪雨で所々が寸断され、以来運休し続けているが、
22個はその当時の駅の数である。私の記憶ではもっと多かったように思う。
我家にある日本分県地図地名総覧という地図帳は、1964年版のもので、
相棒が院生だったとき、神田の古本屋で購入したというかなり古い書。
それで米坂線の駅を辿ってみてわかった。確かに私が利用していた
1960年代半ばは、駅の数が今より多かった。ただし、二駅だけだった。
小国町から米沢までは全駅がそのまま据え置かれ、小国から坂町までの
間で二駅が廃止になっていた。その一つは新潟県境沿いで、小国町側に
あった、「玉川口」という駅。そしてもう一つは、坂町の一つ手前に
あった、「花立」という駅である。花立は、確か、私が五、六才頃に
新たにできた駅だったのではないだろうか。私はこの駅名が何となく
好きで、妹と電車ごっこをするときは、必ず「花立」という駅を
地面に書きいれていた記憶もある(その隣が大阪、だったりした)。
玉川口の方は、駅のすぐそばが荒川だったような記憶がある。
荒川峡は素晴らしく水のきれいな峡谷で、駅はやや高いところにあり、
のぞき込むと怖いくらいだった。
と、覚えているのだけれど、さだかではない。もう、遠い記憶で、
自分が勝手にこしらえてしまった風景、のような気もするのである。
(この項、終ります)
2024-02-27 13:44
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