ラグビーの起原 [スポーツ]
ラグビーというスポーツは、日本人にはあまりなじみのない
ものだったのではないだろうか、数年前、日本で世界大会が
開かれるまでは。私もルールを知らず、関心もなかった。
日本人が活躍したので、にわかファンになった方も多かっただろう。
私は今も、野球には遠く及ばず、相撲ほどにも関心はないのだが。
伊藤一彦『言霊の風』を読んでいたら、こんな歌が目に留まった。
ころしたる豚の膀胱ボールにし遊びしが起源とふラグビーは
伊藤一彦『言霊の風』
それで思い出したのが、大草原の小さな家シリーズの最初の一冊、
『大きな森の小さな家』。私はアメリカで暮していた三十数年前、
現地で購入して読んだ。開拓時代の生活が事細かに、生々しく
描き出されていて、驚いたことを覚えている。特に、飼っていた豚を
殺して、あらゆる部分を余すことなく使い切る、その清々しいまでの
「物を大切にする精神」に圧倒されたのであるが。
挿絵もついていたので、強烈な印象が残ったのが、ローラたちの遊び道具
として、豚の膀胱が風船になっていた場面である。
これがまさに、ラグビーの起原となった遊びなんだった!
人間は何もないところで生きるべきかも、と思えてくる。
その創造性のたくましさ、生きることのすさまじさがひしひしと
詰まっている書だったことをあらためて思い出す。
ものだったのではないだろうか、数年前、日本で世界大会が
開かれるまでは。私もルールを知らず、関心もなかった。
日本人が活躍したので、にわかファンになった方も多かっただろう。
私は今も、野球には遠く及ばず、相撲ほどにも関心はないのだが。
伊藤一彦『言霊の風』を読んでいたら、こんな歌が目に留まった。
ころしたる豚の膀胱ボールにし遊びしが起源とふラグビーは
伊藤一彦『言霊の風』
それで思い出したのが、大草原の小さな家シリーズの最初の一冊、
『大きな森の小さな家』。私はアメリカで暮していた三十数年前、
現地で購入して読んだ。開拓時代の生活が事細かに、生々しく
描き出されていて、驚いたことを覚えている。特に、飼っていた豚を
殺して、あらゆる部分を余すことなく使い切る、その清々しいまでの
「物を大切にする精神」に圧倒されたのであるが。
挿絵もついていたので、強烈な印象が残ったのが、ローラたちの遊び道具
として、豚の膀胱が風船になっていた場面である。
これがまさに、ラグビーの起原となった遊びなんだった!
人間は何もないところで生きるべきかも、と思えてくる。
その創造性のたくましさ、生きることのすさまじさがひしひしと
詰まっている書だったことをあらためて思い出す。