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お相撲、再び [スポーツ]

四年ほど前に、やはりこのブログでお相撲に
触れたことがある。あまり好きなスポーツじゃないが、
相棒が大の相撲好きなので、影響を受け始めている、と。

相撲で思い出すのは、三十数年前になるが、アメリカで
暮らし始めてしばらくした頃。イスラエル出身の友人が
できた。タミーという当時二十代半ばの女性だが、彼女に
日本を紹介する写真集を見せたことがある。
そこに相撲も掲載されていた。彼女は見た途端
「Fat (太ってる)!」と叫び、その後小さな声で
「Ugly(醜い)・・・」と呟いたのが聴こえてしまった。

普通、スポーツ選手といえば、だいたいが筋肉質で
身体が引き締まり、美しい体型をしているものだ。
お勤めしていた頃、同僚に男子バレーの大ファンがいたが、
もう、ほとんど選手をアイドル視していて、
競技を観に行くというより、憧れの選手を見に行く、
と言う感じだったことが思い出される。

そう観点から見ると、相撲はちょっと異様な世界だ。
一部の力士には、筋肉質で、均整の取れた体格の人も
いないではない。ほんの例外だが、たとえば、現在なら石浦。
力士としては小さすぎ、今後伸びてくるとはあまり思えないけれど。
彼は数少ない例外。
以前のブログで、「相撲取りって、まるでフォアグラ」
と書いた記憶があるけれど、その印象は今も強くある。

それでも、相棒に付き合って二週間見続けていると、
なんとも不思議なスポーツだ、ということがわかってきて、
まあ、それなり面白い。あの小さな土俵に、まるで米俵の
ように膨らんだ人たちがぶつかり合うんだから。
滑稽にして、凄まじい。

でも私が、今場所で一番面白かったのは、
稀勢の里の解説。土俵で見る人とは別人のように、
軽快で、回転の速い人だった! この落差・・・。

あれこれと言い合っているうちに、もう今日が千秋楽。
優勝するのは、定番の強い人(つまり白鵬)、
あるいは、彼が調子悪い時に、たまたま優勝する人
というどちらか一つで、回っているような最近の相撲。
それがややマンネリ化しているように見える。
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