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今年のおせち [食文化]

結婚当初は、けっこう張り切っておせち料理に挑戦した。
ニシンの昆布巻き、田作り、黒豆、きんとん、数の子、雑煮などの
定番の料理の他、豚肉の角煮なども手作りした。

でも、二人だけの家族では、種類の多いおせちは食べきれない。
瞬く間に、勿体ないから食べなくちゃ、という「義務感」の方が
先行してしまう現実に、唖然とした。以来、少しずつ種類を減らし。
それでも手作りするとなると、一定の量ができることになる。
購入する材料の量に規定されてくるわけである。

それからは、相棒が好きなニシンと昆布の煮付(昆布は巻かない)、
数の子、お雑煮など、本の三、四種だけ手作りし、食べ終わると
もう通常メニューに戻すことにしたのである。相棒も、その方がいい、
というので、気が楽だった。

昨年末残すところ三日、となった日。我家にやや小さめの冷凍便が届いた。
中身はなんと! おせちの詰め合わせ。それも三十種類、とある。
相棒の知人が贈ってくれたものだった。凄い! おせちって、こんなに
色々あるもんだね! と目を輝かす相棒。ま、そうかもしれないんだけれど。
私はちょっと、旗色悪い。でも、やっぱ、嬉しいは嬉しいんだけれど(コホン)。

三十種類のおせちは、いずれも掌サイズのビニール袋に密封されていて、
さらに中身は直径五センチくらいのものが多く、これはありがたかった。
伊達巻、紅白蒲鉾、黒豆、数の子、田作り、鯛の焼き物、昆布巻き、きんとん
などの定番料理の他、鴨のスモーク、鶏の照り焼き、肉団子、鮭のマリネ、
エビの姿焼き、イクラ、牛肉の八幡巻など、おいしそうな料理が含まれていて、
あれれ、これもおせち?と驚く。他に、笹団子まで付いていました。

レストラン、コンビニ、スーパーなどでも、おせちの予約販売が
広く行われているけれど、量が多そうだし、高価だし、相棒が嫌いな
野菜料理も含まれているし。で、購入したことはなかったんだが。
こういう小さな冷凍パック入りだと便利だなあ、とあまりにも
至れり尽くせりのおせちに、おののいて(?) しまいました。
もちろん、お送り頂いた方には、最大の謝意を述べたいところです。 
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