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クラシックを聴く [藝術]

小学生の頃、「シャープさん、フラットさん」
とかいうNHKの番組があったと記憶している。
近所に住む友人のMちゃんが「あれ、面白いよ」というので、
早速観た。視聴者から選ばれた二人が#と♭となって登場すると、
クラシックの曲の冒頭が流れる。それを聴いて題名を当てる速さを競う、
というものだった。

一週間後、またその番組を見ようとすると母が
「ほとんど知らないん曲だから、見てもしょうがないでしょ」
と言い出して、他のチャンネルに回してしまった記憶がある。
母は音楽が好きで、なかなか音感の良い人だったし、
独身時代は、地域の合唱団に所属していたこともあったらしい。
だから、合唱曲なんかはよく一人で歌っていたものだったが、
古典音楽を聴くという習慣がなかった。父は音楽には
きわめて疎い人だったし・・・。

♯さん♭さんの繰り広げる競争には参加できなくても、番組では
二人の競争に決着がついた時点で、その曲がしばらく流れる。
ごく短い冒頭部分や、さわりだけだったりするけれど、音楽は聴ける、
それを楽しめばいいのではないかと私は思ったのだけれど。

クラシックを学校の授業以外で聞き始めたのはいつ頃だったろう、
そして、自分でも面白い、楽しいと思えるようになったのは、
どんなきっかけだったか、これまでどんな曲を聴いてきたか、
そんなことを覚書風に、書いてみようと思う。(この項、続けます)
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