『母親になって‥』 [読書]
『母親になって後悔してる』。書名を耳にした時、
驚き、そして興味を持った。最初は小説かと思ったのだが、
イスラエルの社会学者が書いた、一種の学術書らしい。
どのように展開しているのだろう、と、小説であろうと思った
時とは少々異なる方向での興味を持ち、大型書店に出かけた
折に購入してきた。
やはり、社会学の一つの方法であるケーススタディという
手法で展開されていて、「後悔している」と明言した女性
23名にいくつかの質問をし、得た回答を分析するというやり方。
期待していたよりも、若干、散漫な展開で、やや落胆したのだが。
これまで、こうした方向からの問題提起を試みた人は
現れなかったのではないだろうか。子供を産んでおいて
「産まなければよかった」と思わなかった女性がいないはずはなく、
いわば、社会的にタブー視されていたから、ずっと放擲された
ままだった領域なのだと思う。
とても大きな問題だけれど、感じ方に個人差もあり、
「社会学」的な分野からどのように問題解決につなげていけるのか。
難しいテーマではあると思うが。
この書は各国で翻訳されて、あちこちで話題になっている、
ということは、とても良いことだと思うのである。
「母」という立場がとても孤立しやすく、
社会的に不公平である場合が多い、と思っているので。
驚き、そして興味を持った。最初は小説かと思ったのだが、
イスラエルの社会学者が書いた、一種の学術書らしい。
どのように展開しているのだろう、と、小説であろうと思った
時とは少々異なる方向での興味を持ち、大型書店に出かけた
折に購入してきた。
やはり、社会学の一つの方法であるケーススタディという
手法で展開されていて、「後悔している」と明言した女性
23名にいくつかの質問をし、得た回答を分析するというやり方。
期待していたよりも、若干、散漫な展開で、やや落胆したのだが。
これまで、こうした方向からの問題提起を試みた人は
現れなかったのではないだろうか。子供を産んでおいて
「産まなければよかった」と思わなかった女性がいないはずはなく、
いわば、社会的にタブー視されていたから、ずっと放擲された
ままだった領域なのだと思う。
とても大きな問題だけれど、感じ方に個人差もあり、
「社会学」的な分野からどのように問題解決につなげていけるのか。
難しいテーマではあると思うが。
この書は各国で翻訳されて、あちこちで話題になっている、
ということは、とても良いことだと思うのである。
「母」という立場がとても孤立しやすく、
社会的に不公平である場合が多い、と思っているので。
2022-06-22 16:44
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