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二つの「true story」 [映画]

最近、見た映画「オンリー ザ ブレイブ」と
「マイナス21℃」。いずれもアメリカの制作。
そして、どちらも実際に起きた事故をもとに
構想されて制作された映画であるという。

前者は、森林火災の消火にあたる精鋭消防部隊が、
2013年にアリゾナで起きた大規模火災で、活躍、
最後には多数の犠牲者を生んでしまう、という
事実を下敷きにした作品だった。

こうした危険な任務に就いていることへの誇りと、
葛藤、家族との軋轢なども丁寧に描かれていて、
やや、「アメリカ的英雄礼賛」が臭うけれど、
最後まで集中して鑑賞できた。

後者は、雪山で実際に遭難した元アイスホッケー選手の
実話に基づいた映画。スノーボードのコースを外れて
吹雪の中で孤立した主人公が、生還するまでを
描いているらしいが・・。

らしい、と言ったのは最後まで見なかったからである。
自分からコースを外れ、また冬山を甘く見て、全く
防寒装備もせず、食料も持たず迷い込んでしまった男が、
ただ、あちこちを彷徨う場面が長々と続き、
まったく面白くなかったからである。

ちなみに前者の映画は「based on a true story 」
後者は「Thes is a true story」と画面で紹介されていた。
後者はほとんど、演出はせず、事実そのままを映像化した、
ということか。

映画として鑑賞に堪えるようにするためにはどんなことが
必要か、改めて考えるきっかけになった。これはどんな
作品についても共通して言えることのように思う。
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