SSブログ

漫画体験記 [藝術]

これまで読んできた漫画について書いてみよう、
と思い立った。ジャンルはやっぱ、芸術だよね。
日本の漫画のレベルは、そう呼んでいい域に達している、
と思っているし。でも、私が一番夢中になって読んだ
昭和半ばの頃は、漫画を一段も二段も低い、低俗なものとして
軽蔑する人たちも多かった。私の母もそのひとり。

だから、喉から手が出るほどに欲しかった漫画雑誌は
なかなか買ってもらえなかった。まだ日本全体が貧しかった
時代だったし、それも仕方のないことだったかもしれないが。


以前にも書いたことがあるが、私が初めて自分で読んだ漫画は
近所のお姉さんが貸してくれた少女雑誌「なかよし」に
連載されていた「ぺスよ尾をふれ」である。ユリという少女が
白い犬、ぺスと何度も生き別れに会う、というような内容で、
女の子の好きそうな動物が絡む「悲話」だった。

手にしたのが小学校一年生の夏ごろだったと思うが、
すぐに続きが読みたくなって、母に「なかよし」を
ねだったのだけれど買ってもらえず。

でもそれから数か月後の11月末。私は腎臓の病気に
かかってしまい、三か月近く安静を言い渡されることに。
すると、なんと母が「なかよし」を買ってくれたのだ!
ずっと、病気が治らないといいな、と思えたほど嬉しかった!

「ぺスよ尾を振れ」の作者は、山田えいじという漫画家らしい。
ネット社会になって、簡単に調べられてちょっとびっくり。
そしてこの漫画が復刻版として購入することもできる、と知り
こちらにも驚く。もう、買ってまで読みたいとは思わないが。
 漫画本買えるときには、読む気力なし・・・。
ちょっと寂しい。(漫画体験記、続けます)



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0