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英語の詞 [言葉]

高校に入学したころ、サイモンとガーファンクルという
男性デュオが人気を博していて、ラジオでは絶えず彼らの
歌声が流れていた。私にとっては、男性のデュオも、
けっこういいもんだな、と思うきっかけになった歌い手だったが。

当時高校で英語の文法を担当してくれていた教師が、
当時出産し、産休から復帰後の若い女性(すごく魅力的な人だった)
の先生だったが、
「この曲を流すと、子供の御機嫌がいいのよ」と言いながら
かれらの「Sound of Silence」について説明してくれた
ことをはっきりと覚えている。歌に登場する

 People talking without speaking
 People hearing without listenig

について、「人々はただまんぜんとおしゃべりし、
論理だてて話すことはない、人々はただ漫然と聞き、
耳を澄まして聴き入ることはない」と訳し、

同じ「聞く」と「話す」と訳してはいけない、
英語の動詞にはこういう違いを持つものが沢山あるから
気をつけなくちゃね、と話してくれたのだった。

その時、ああ、言葉って面白いな、と
心のどこかに、違うスイッチが入ったような、
小さな衝撃を受けたような記憶があるのだ。
(英語の歌の、歌詞について、少し続けます)

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