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ミミズ [生活]

一日に一万歩は難しいが、最低3千歩くらいは歩くことにしている。
五月まではお昼頃に散歩に出ることも多かったが、このところは
暑い日が多いので、朝早く起きて、七時までには散歩を終わらせることに。

歩いていると、ミミズの死骸を頻繁に目にする。もうすっかり乾ききって、
中には車に轢かれてしまっているらしいものも・・。痛ましい。
ミミズは雨後には地表面に這い出すことが多いのだという。雨によって
土中の二酸化炭素が増加することが原因ともみられているらしいが。

  みづからの死を問ふだろうその先も はてなのかたちに干乾ぶ蚯蚓
                      岡部史

蚯蚓は土を豊穣にしてくれる大切な生き物だ。舗装路で亡くなっている
蚯蚓はどれも直径一センチはありそうな立派な蚯蚓ばかり。
這い出す力があるから、路面にまで出てしまって、結果命を落としているのか。

この二週間ほどの間に、未明に雨が降って、朝方には晴れ上がる、
という日が何日かあったせいだろうか、散歩の途中に舗装路の路面で
身をくねらせている蚯蚓に三度も出会った。三匹のうちの二匹は、
体表がかなり乾いていて、まさに虫の息、に見えたのだけれど。
とりあえず、近くの草をむしって、ミミズを載せ、植え込みの下などに
避難させることに。土をまさぐるような動作をし始めるのを確認してから
その場を離れる。無事に生きていてほしいが。

一昨日に出会った蚯蚓は、家のすぐ近くの歩道で頻りに身をくねらせていた。
まだ出てきたばかりらしく、表面がぬらぬら濡れている。植え込みに運ぶと、
とたんに動作が緩慢になり、頻りに土を探っている様子。

火の照りつける舗装路は、蚯蚓には地獄だろう。
庭に人工芝を敷き詰めたり、砂利をびっしり敷いているお宅が増えたが、
こういう土地で、ミミズは生きていけるのかな、とも考えた。
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