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ミセス・ソルジャー [映画]

このところ、映画について書くことが少なかったが、もちろん
ほぼ一日一本ずつ見てはいた。でも、なかなか、これは、という
作品に出会えないでいた。「ミセス・ソルジャー」も、特に
感動した、良かった、というたぐいの映画ではなかったのだが。

邦題が良くないよね。私は最初、戦争ものかと思った。特に
米国では女性兵の採用を積極的に進めているし、その方向からの
作品かな、と思ったのだけれど、戦争映画ではなく。原題も
「Take Back」と、至って地味な題。映画の題風に訳すのは
やはり難しいが、「蘇生」くらいが適当か。(記憶などが)蘇ること、
(何か失ったものなどを)取り戻す、というような意味の言葉である。

冒頭、四十歳前後の男女が、ボクシングの打ち合いの稽古を
している場面から始まる。男性が女性を指導しているらしい。二人とも
かなり高い身体能力をもっているらしいことがわかる。観客には、
このあと、どんな迫力のあるアクションシーンが見られるか、期待を
持たせる。二人は結婚四年目の夫婦で、妻のザラは弁護士、
夫のブライアンは護身術道場の師範で、オードリーという連れ子がいる。

幸福な家庭生活を送っている三人だったが、ザラがたまたま訪れた
コーヒーショップで、女性店員が男に脅され、危害を加えられそうに
なったのを目撃、素早く体が反応して男を撃退してしまう。
この時の防犯カメラの映像が流出し、メディアから注目される
ようになったのを機に、彼女の過去にまつわる犯罪集団が彼女に
復讐を仕掛けてくる。オードリーが、人身売買組織に誘拐される
という事態がおきてしまうのだ。

アクションシーンは、確かに見ごたえがあった。護身術には、
空手や柔道も用いられていて、所々に日本語が出てきたり、
ザラの家にある、日本刀が使われたりもする。だが・・・。
ストーリーとしては不自然な点、あまりにも強引な点が多すぎる。
「アクションを楽しめたのならいいでしょう」って、確かに
それもそうかもしれないのだけれども。
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