SSブログ

爆走の三日間 [生活]

私の所属している「塔短歌会」は来年七十周年の節目を迎える。
四月に特集号が出るが、その企画の一つに、「百葉集を読む」という
座談会も含まれていた。「塔」からKさんとOさん、さらに他結社のOさんの
三人で行われることが、六月の段階で決まっていたのたが。

九月に入ってからKさんが個人的事情で辞退され、私の方に打診があった。
対面で行われる鼎談は、12月2日。それまで、「塔」に毎月掲載されている「百葉集」の
五年分、全千二百首の歌を読まなければいけない。ちょっと、焦る。

さらにさらに。鼎談は12月2日(土)の午後から夕方にかけて、池袋で
行われるという。我家からたっぷり一時間半はかかる。
翌日3日は、横浜歌会の定例の日! ちょっと青ざめる。もしこの鼎談で
疲労困憊したら、横浜歌会は、休もうか、とも考えた。いやいや、そうも
いかないだろう。とにかく両方、全力で取り掛かり、三日目は家で
ダウンしていればいいんだ、と思い直す。

さて、その前日の12月1日、いつも横浜歌会の詠草取りまとめをしてくれている
Sさんから、都合で出席できなくなった、と連絡が入る。幸い、彼がすでに
データとして完成してくれていて、私はダウンロードしてコピーをすれば
いいだけの段階までやってくれていて、感謝! 

「百葉集」の座談会は、なかなかいい雰囲気で始まり、楽しく進み、話も弾んで、
予定通り、五時過ぎに終わる。食事をして大わらわで帰宅すると八時を過ぎている!
それから、詠草をコピーして、翌日に備えた。12月の横浜歌会の参加者は
今年最多の19名だった! 盛会は歓迎だが、こういう時に限って(苦笑)。

3日朝、かなり疲れていた。なんだか、頭がぼうっとしているが・・。
何とか、歌会を乗り切る! すると近々行われる予定の、Nさんの
歌集評会について、歌会後に話し合いたい、と担当しているKさんから
声を掛けられた。う~ん、今日は早く帰って、食事をして、寝てしまいたい。

おまけに、二週間ほど前に、相棒の中国の知人から連絡があり、
来日する予定があり、是非お会いしたいとのことだった。家に来てもらう
ことになったのだが、彼が指定してきたのは、なんと12月4日だった!
ああ、その日だけは避けてほしかったのに!
歌集評会の話し合いに参加しながら、翌日の予定を色々と考えてしまう。
いけない、いけない、と思いつつ・・。

Sさんは、翌日やってきたが、こちらで「駅に着いたら車で迎えに行くから
電話して」とメールを打ったのに、そこが読まれていず・・・。
彼は日本語はかなり達者。日本で博士論文を出したくらいだから。
でも来日は数年ぶりで、少々、理解しにくいところがあったのかもしれない。
彼は駅で一時間近く、こちらも家で、彼を待って待機する、という無駄な時間も
できてしまい、なんだかもう、本当に疲れてしまった・・・。

Sさんが帰られた後、相棒が「ダイニングの掛け時計、時間が狂っていたよ」
と言い出した。みると、電池切れで、午後二時すぎのまま止まっていた。
この時計、二年くらいはずっときちんと時を刻んでくれていたのに。
私の疲労困憊が、感染してしまったかな。とにかく爆走の三日間でした。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0