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予期はしていた、が(続) [生活]

父が亡くなり、すぐにやらなければならないことに直面した。
亡くなったのが、夜の十時をとうに回った時刻と言うのに、
病院とは非情なもので、すぐにでも葬儀屋に連絡して、
遺体を運び出すように、というのである。
葬儀屋が決まっていないのなら、こちらで提携している
ところがある、そこに連絡するが、と急き立てる。
こちらでも考えているところがあるから、と交渉し、
翌朝まで待ってもらうことに。

帰宅してすぐ、妹に連絡する。妹はすでに義父母を見送っているので、
私よりも詳しいだろうと、かねがね、葬儀屋さんを検討しておいて、
と頼んであったのだ。ところが、妹の話がはっきりしない。
結局、あまり考えたくなかった、ということだろう、もう
仕方なく、我が家から一番近い葬儀店に連絡する。
とりあえず行うことについての話し合いをし・・・。

手配を終えると、もう翌日になっていた。
やらなければならないことが頭の中をぐるぐるする。
結局あまり眠れないまま、朝になり。
親を亡くす、という初めての体験は、ごくごく
散文的な、事務的なかたちで進むことになってしまった(涙)。
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