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みそ・しょうゆ [食文化]

我家では、朝は基本的にパン食ということもあり、夕食に必ず味噌汁を
作ることにしている。その時に使う味噌は、スーパーなどで簡単に
入手できる、ある信州みそ系に八丁味噌を一割くらい加えたもの、を使っている。
具材によって、この二つの味噌の割合を変えることはあるけれど。
あれこれ試した結果、毎日の食卓に、最も飽きない味+入手しやすい、
お値段が手ごろ、と言った理由からである。

醤油となると、こちらも毎日欠かせない調味料なのだけれど、味噌以上に
選択肢が狭まる。何しろ、我が家が日常的に利用しているスーパーでは、
K社とY社の醤油が八割を占める。いや、周囲に点在する他のスーパーでも
醤油の品ぞろえは、かなり型通りで、ほとんどの家庭がこの二つの
メーカーのものを使っているのではないだろうか。

数日前、山形新聞電子版を読んでいたら、やや小さめな見出しで
「県醤油・味噌品評会」という記事が載っていて、目を見張った。
醤油や味噌が、県内各地で作られていること。その味は製造所によって
異なっているらしいこと。品評会が行われるほど、そうした差異に対し、
県民が関心を抱いているらしいこと、に驚いたのである。

各製品の、味や香りや色彩などについて評価され、表彰された各製品が
紹介されているのだが、その名前もなかなか凝っている。

県知事賞を獲得した醤油は、 「味の司」(高畠町の醤油店産)
同じく味噌の部では「月山 山吹みそ」(寒河江市の製造所産)
他に、醤油技術センター知事長賞、醤油・味噌工業組合賞などが
もうけられていて、受賞作品には、「深紫」「さしみ」「山形雪っ子みそ」
などという名前の製品が並んでいた。どんな味なんだろう、想像すると
なんだか、楽しくなる。
東京は何でも効率的で、それによって得るものもあるが・・。
失っているものも多いはず。それに気づかずに生きているんだろうなあ、
とぼんやり思った。
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