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鈍感柴 [生活]

毎朝、三十分くらいの時間、散歩している。暑かった夏には
五時代に起きて、六時前後には出かけていたが、涼しくなってからは
少し出かける時間も遅くなったが・・。相変わらず、お散歩中の犬に
出会い、特に我が家近辺では、柴犬率が高い。昨日は、二匹の柴犬を
連れた男性に出会った。自分も柴犬を飼っていた時期があり、つい
見てしまう。すると犬の方も視線を合わせてくる。面白い。

柴犬のなかには、飼い主が帰宅すると、待ちかねたように飛んできて、
大喜びでお迎えをする愛らしい犬も多いらしい。そんな犬の様子がネットに
上がっていたりすると、つい見てしまう。そして自分が飼っていた犬との
違いをしみじみと感じるのである。我家の柴犬(名はテツ)はかなり
鈍感な犬だった。まあ、飼い主(男の方)に似たのかも知れませぬ。

庭で放し飼いをしていたので、特に暑い日などは玄関わきの日陰に
いるので、私が出先から帰ってきたとき、すぐに顔を合わせることになるが。

すぐには私を認知しないことが多い。とはいえ、「あれ、誰だったかな?」と
言いたげに、こちらに目を合わせ、しばらく考え込んでいる様子。
それで、こちらも何も言わずに目を合わせる。テツは、おしっぽを少しずつ
揺らしながら、依然として記憶を探っている様子なのが可笑しい。
「わかっている、わかっているんだ、この人は、ええっと、言うなよ、
俺が当ててやるんだから、言うなよ、言うなよ・・・」と呟くように、
少しずつ、少しずつ、おしっぽを揺らし続け、そして、急に
扇風機のようにブルンブルンと震わせる。わかった、思い出したぞ! 

DSC09393.JPG

その後の反応が凄い。「キャウ~ン、キャウ~ン」と歓喜の声を
あげるのである。それで、こちらも飛びついていって、撫でまわす。
はたで見ていたら、いったい何日ぶりの再会なんだ、と思われそう。
せいぜい、半日のお留守番なのに。大げさなやつ。そして、飛び切りの鈍感!
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