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映画・スーパーエイト [映画]

年明け早々、色々なことがどっと重なって、綱渡りしている
ような日々である。一週間ほど前は風邪っぽくて、このまま
寝込んだら、大変だ、と薬を飲んで早々に寝ちまったり(寝込んだ、と同じ?)。

昼間バタバタして、ようやく夜になると、ちょっとほっとする。
映画を見るのはそんな時間なのだが、多く見過ぎている、とも言えるわけで。
題名だけだと、見てないような。短い説明を読むと、既に見た映画のような
気もして。だけど見始めると、やはり見ていないようだ・・・。
という微妙な映画を見ている、というようなことが少なからずある。

確実に見てしまった映画は、見始めると数分のうちに思い出す。
そういう場合、問題ないのだが、「う~ん、見てないよね、でもストーリーに
既視感がある」と言う映画が一番困りもんだ。最近観た
「スーパーエイト」が、まさにそれ。

同年の男の子が数人、映画をつくろうとしている。
女の子をひとり役者として引き込み、深夜の駅で、
別れの場面の撮影に入るのだが、やってきた電車が
線路上の乗用車に衝突し、脱線、大破するのである・・。
その列車には、実は重要な軍の機密が隠されていて・・・。
少年たちが設置した八ミリカメラがそれを撮影してしまっていた。

う~ん、聞いたような話だ、と思いつつ、いつしか
映画の世界にのめり込んでいた。だいたい、よくありそうなだけに
魅力的な展開だし、アメリカの子供たちならではの奔放さ、
背伸びした感、満載で、何とも楽しかったのだ。

だって、どうみても12,3歳と思える少年たちの、
ある子はメイキャップや模型作りが得意、ある子は火薬づくり、
ある子は、シナリオ作り・・・。と大人顔負けの創造性を発揮したり、
こっそり親の車を動かして(勿論無免許)、深夜の駅構内に忍び込んだり。

日本の子供たちに、こんな羽目を外せる余裕はないだろうなあ、
とつくづく羨ましくなってしまうのである。

映画のストーリーはやはりありきたりな感じがするが
(だから既視感がぬぐえないのだろう)、生き生きとした子供たちの
演技と、大人たちの既成観念に抗して、自分たちの価値観を主張して
いるところが素晴らしかった。
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