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英語の詞(その4) [言葉]

「英語の詞」の連載を始めたら、高校生の頃に
夢中で聞いていた異国のポップスが結構沢山あったことを
思い出して、しばらく回顧的な気分に浸っている。
今、欧米でどんな曲が流行っているのか、ほとんど
聞く事はなくなっているし・・・。

高校に入学したてのころに、ラジオで耳にして、
そのややけだるいような女性の声に魅了され、
何とか歌詞を英語で書きとろうとしたことがあった。
ナンシー・シナトラの「サマーワイン」である。

 Strawberries cherries and angel's kiss in spring
 My summer wine is realy made from all these things

 苺、さくらんぼ、そして春の天使の口づけ、
 私のサマーワインは、本当にそんなものからできているの

と、始まるこの歌詞は、その後、男性を酔わせて、
お金の入った銀の財布をだまし取る、という展開だった
ように記憶している。短いメロディがたゆたうように
繰り返され、それに乗って物語を聞いているような雰囲気の
歌だった。

今回、ユーチューブで探して聞いてみて、この歌は、
リー・ヘイゼルウッドという男性歌手とのデュエットだった
ことをようやく思い出した。記憶から、男性の声が
すっかり消えてしまっていて、ちょっと焦った・・・。
とにかく、その頃はナンシーの声が好きだったんだろう。

 My summer wine is

というところで、「ワイン イズ」ではなく「ワイニス」と
聞こえるところも、かっこいいなあ、とおもったことは
しっかり覚えている。少々恥ずかしいが、ともかく・・・
十代のうちに、英語の歌をいっぱい聞いておいたことは、
その後の私にとって、大きな肥やしになったことは確かである。
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