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クマのプーさん [文学]

クマのプーさん展に関する記事が新聞に掲載されていたのを
目にして自分の書棚を探してみることに。あった、あった。
大学入学の時に、紀伊国屋書店の洋書部で購入した
『プー横町にたった家』の原書『THE HOUSE AT POOH CORNER』
である。当時は1ドルが360円だった時代、洋書はとても高価だった。
それでも購入したのは、好きな児童書を、原書で読む、ということが
中学生の頃からの憧れであり、目標だったからである。

プーのお話にそれほど詳しかったわけではなく、表紙の美しさなど
にも影響されて、購入したのだと思うが。第一章の、まさに
プーが仲間のイーヨーのために家を建ててあげる、と言う部分だけを
読んで、そのまま長いこと書棚にしまい込んだままだったのである。
私はクリストファー・ロビンがもっと活躍する、と思っていたのに、
わき役程度しか出てこないことに当時は大いに不満だった。
プーさんが主人公なんだからそれは当然のはずだったのだが・・・。

今読んでみるとなかなか、面白い。特にプーさんやコブタやイーヨーらの
会話に、不思議な味がある。多くが英語ならではのもの、
こういう部分、石井桃子氏はどう訳されたのだろう、という興味も湧く。
                (続きます)

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