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ローストビーフ [食文化]

コロナ籠りで家で三食食べることが普通になったから、
このところの家事増加、はすなわち台所仕事の増加。

買い出しは以前は週三、四回だったが、今は
週二度、まとめ買いすることにしたので、こちらの
負担はかなり減少。そして、三、四日分の食事メニューを
考えて買い物するようになったので、食事つくりも
効率的になった。台所仕事も計画的にできると、かなり
楽ちんだな、と思えるようになった。
ただ、どうしても食事がマンネリ化しやすい。
外食でちょっと豪華に、とかできないし。

高級和牛が余っている、という話だけれど、
私が出かけられるようなスーパーではとんと見かけない。
少し安くして庶民に放出してくれたらいいのに。
と思っていたら、そのスーパーで、相棒が
「ちょっと高いけど、おいしそうだよ」と、みつけたのが
「王様のローストビーフ」。一頭の牛からわずかしかとれない、
ともさんかく、というもも肉部分が使ってあるのだそうだ。

パックを開くと、ローストされたビーフの塊が入っていて、
重さは100g。西洋わさびのパックとソースがついている。
朝食に供することにした。ローストビーフは家で作ったことが
あるけれど、実はあまりおいしくできなかった。
健康のために、と脂肪分の少ない部位を使ったのが
良くなかったのかも。ぱさぱさしていて、味が今一つ。

それに、手間をかけて作っても、ローストビーフは
主菜にはなりにくい。同じように手間をかけるなら、
すね部分を使って圧力釜で煮込んで作るビーフシチューの方が
間違いなく美味にできるし、主菜として独り立ちしてくれる。
食卓に出しても華やかでご馳走っぽい。かたやローストビーフは・・
というわけで、我が家ではなかなか登場しなかった料理であった。

さて、このともさんかくのローストビーフ、柔らかくて、
なかなか美味しかった。西洋わさびがついているのもちょっと嬉しい。
お値段は税込みで千円弱、と家でたべるならちょっと高いが、
外食することを考えたら、信じられない安さ、ですよね。
それでも、諸々の手間はかかる。食事にまつわる、
小さな負担が、毎日毎日、チリのように心と体に積もっていく。
ああ、どこかでまた、美味しい外食をしたい!
切ったり、洗ったり、片付けモノをしなくて済む食事がしたい!
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